コラム:雨水貯留浸透槽とは
雨水貯留浸透槽とは?
雨水貯留浸透槽とは雨水を一時的に貯めたり、地中に浸透処理することで
雨水が河川や下水道に流出するのを抑制する施設です。
城東リプロンの雨水貯留浸透槽は、地下に雨水貯留浸透槽を埋設し、
集めた雨水を地下の槽内に一時的に貯めたり、地中に浸透させることができます。
雨水貯留浸透槽の構造パターンは大別すると
貯留型と浸透型タイプの2つのタイプがあります。
浸透型は槽内に雨水を集めて地中に浸透させる機能があります。
貯留型は雨水を一時的に貯留する機能があり、貯めた雨水は許容放流量分をゆっくり放流していく仕組みです。
大雨等で雨水が集中して下水道や河川へ流れ込むことを抑制します。
また、別に貯めた雨水を再利用することも可能です。
2つの内どちらのタイプを導入するかは環境により異なり適したタイプを選ぶことが必要です。
【雨水貯留浸透槽の必要性】
近年、気候変動等によりゲリラ豪雨で短時間に多くの雨が降ると、
雨水が処理しきれず下水道や水路から道路にあふれ、浸水被害が起こります。
【各自治体の動き】
こうした問題を改善する為、各自治体では独自に雨水流出抑制について条例を定めています。
(例)
-東京都新宿区-
抑制対象:
・250㎡以上の民間施設
・すべての公共施設
抑制量:
・敷地面積250㎡以上500㎡未満の場合→100㎡あたり3㎥以上の抑制効果
・敷地面積500㎡以上または公共施設の場合→100㎡あたり6㎥以上の抑制効果
-大阪府大阪市-
抑制対象:
・国・地方公共団体等または都市計画法32条により、区域が1,000㎡以上の施設
・2,000㎡以上を利用する民間施設
抑制量:計画雨水量=(降雨強度÷360)×流出係数×降雨強度×計画面積×{(地上面勾配÷計画面積)の6乗根}
自治体ごとに指導や条例が異なる為、建設申請前には確認が必要です。
城東リプロンでは各自治体における雨水流出抑制指導内容のノウハウが豊富にある為、雨水貯留浸透槽のご相談はこちらからお気軽にご相談下さい。