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雨水貯留浸透施設とは

その他

雨水貯留浸透施設とは?

雨水貯留浸透施設とは雨水を一時的に貯めたり、地中に浸透処理させることで
下水道や河川に流出する雨水を抑制する施設です。

雨水貯留浸透施設の種類

雨水貯留浸透施設には2つのタイプがあります。
タイプ1 雨水貯留施設→雨水を貯める施設
タイプ2 雨水浸透施設→雨水を地下へ浸透させる施設

タイプ1
雨水貯留施設は雨水が下水道や河川に流出する量を調整する為、
雨水を一時的に貯留施設内に貯める施設です。
また貯めた雨水を再利用できる施設もあり、庭木や芝生への散水・トイレの水・
洗車・災害時の緊急用水源等に利用されています。

雨水貯留施設には地表面に雨水を貯める公園貯留・校庭貯留・駐車場貯留・
多目的調整池・遊水地・ビオトープ等の種類があります。

校庭貯留
校庭貯留

ビオトープ(生き物たちの住処)としても活用される雨水調整池
多目的調整池

多目的調整池
多目的調整池

また地下に雨水を貯める地下雨水貯留施設もあり、公園や駐車場等の地下に雨水貯留槽を設置します。
集められた雨水は槽内に一時的に貯められ、許容放流量分をゆっくり放流していく仕組みです。

 

雨水貯留浸透施設内構造

貯留型

タイプ2
雨水浸透施設は設置することにより雨水を地下に浸透させる施設です。
雨水が地下に浸透することで下水道や河川へ雨水が流れ込むことを抑制できます。

雨水浸透施設には、道路側溝等に設置する浸透ますや浸透トレンチ。
縦型雨水浸透施設。路面に降った雨水を掘槽内の隙間から地中に浸透させる機能をもった透水性舗装。
また地下広域に雨水浸透槽を埋め槽内に雨水を集めてから地下に浸透させる地下雨水浸透施設等があります。

縦型雨水浸透施設

地下雨水浸透施設内構造

浸透型

官民連携の治水対策

現在、官民連携した治水対策を推進する動きが広がっています。
以前までは治水というと行政の河川担当者が河川工事等を行い対策するイメージでしたが、最近では集中豪雨の
増加や都市化による土地の保水力低下によりそれだけは足りず、流域(河川に流れ込む雨が降る上流の地域から、
洪水が起きた時に河川から水があふれて浸水してしまう地域)の町づくりから治水に取り組む動きが多く見られるように
なりました。例えば上流の森林では森林の有する保水機能を維持・向上させる取り組みが行われています。
また、流域にある田んぼ・民間施設・学校・公園等の流域に関わるあらゆる関係者が一体となって治水を行っていく
流域治水がどんどん広がっています。

各自治体の条例制定と設置支援の動き

国や各自治体は雨水貯留浸透施設設置に伴い優遇税制の措置や各自治体での助成制度などの支援措置を行っています。
また各自治体では独自に雨水流出抑制について条例を定めており、雨水貯留浸透施設を設置するには設置する自治体の
支援措置や条例がどのようになっているかを事前に知り計画を立てる必要があります。

お問合せ

城東リプロンは雨水貯留浸透施設のメーカーです。
雨水貯留浸透施設や各自治体における条例や支援制度に関するノウハウが豊富にございます。
雨水貯留浸透施設に関してもしお困りごとやご質問がありましたらお気軽にご連絡下さい。

 

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