水循環の明るい水来(みらい)へ「台湾で最初に作られた生態系に配慮した公園調整池大溝渓生態治水園区」
この施設は、台北市北東のMRT大湖公園駅近くに治水目的で整備された
生態公園(Ecological Park)で、2008年に完成しています。
都市化による洪水・浸水被害の著しい大溝渓(基隆河の支流にあたる)の
中流域に位置します(図1位置図参照)。
図1 位置図
通常は、親水公園として周辺住民の憩いの場になっていますが、
一旦、公園内に流れ込んでいる大溝渓が増水すると、水門ゲートの操作により、
分流用の開水路に放流が始まり、更に流量が増すと、公園全体が調整池として
機能する仕組みになっています(図2平面図参照)。
親水せせらぎ水路を写真1、分流開水路を写真2に示します。
平常時は、親水せせらぎ水路とお花畑が一体となり、市民が集う公園として
利用されています。
図2 平面図
写真1 親水せせらぎ水路とお花畑(図2参照)
台北市政府観光伝播局ホームページより引用
写真2 分流開水路(図2参照)