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コラム 2020.06.10
コラム「第2回:都市の健全な水循環について」
前回は雨水災害が増加傾向にあることを紹介させていただきました。
今回は雨水増加に伴い、都市の健全な水循環の重要性について紹介させていただきます。
1.「都市型」水害が頻発
私たちの生活に欠かせない水は、自然の循環システムを持っています。その自然の水循環システムにより、
大雨が降っても浸水被害が起こりにくい仕組みになっていました(図1)。
しかし昨今の市街化により緑地等が市街地に転換され、ビルや舗装道路等の不浸透面積が増大し、かつ下水道の
整備により雨水排水が速やかになった事でピーク流量そのものが大きくなり、都市型水害が頻発しています。
さらに前回紹介させていただいた雨水増加も、都市型水害の発生に拍車をかけています(図2)。
2.新たな雨水流出抑制による水循環が必要
河川改修や調整池の整備を進めることは勿論のことですが、雨水を地中に浸透させ、また一時的に貯留して徐々に
流すことにより、少しでも自然の循環システムに近づけ、下水道や河川に流出する雨水をできるだけ抑制する対策が
必要です(図3)。また貯留した雨水は有効利用できます。その方法として雨水貯留浸透施設が代表的です。
3.水循環基本法の制定
我が国では「水害対策・雨水利用・環境保全」のバランスを考慮し健全な都市の水循環となる取り組みを図って
います(図4)。2014 年には水循環基本法も制定されました。
都市型水害を防止し,水を循環させるためには新たな雨水流出抑制を講じる必要があり、
我が国では都市の健全な水循環に配慮したまちづくりを推進している事が伺えます。
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