コラム「第3回:雨水貯留浸透施設について」
前回は「都市の健全な水循環の重要性」について紹介させていただきました。
今回は「雨水貯留浸透施設」について、より詳しく紹介させていただきます。
1.貯留施設について
施設に雨水を流入させ、いったん貯留した後、外部へ排出する代表的な施設として「校庭貯留」や「多目的調整池」が挙げられます。
・多目的調整池
しかし、校庭貯留や多目的調整池では排水の遅延による上部利用の制約・排水後の衛生面といったデメリットがありました。
2.浸透施設について
施設に雨水を流入させ、貯留するとともに外部へ浸透させる代表的な施設として「浸透桝」や「浸透トレンチ」が挙げられます。
我が国は新たな雨水流出抑制として、また環境に配慮した街づくりの観点から
貯留と浸透に関する様々な対策を講じてきました。